外付けHDD Seagate ST2000LM007|認識しない症状から復旧

ご相談内容

「電源を入れるとディスクが回転している音はするのに、外付けハードディスクがまったく認識しない」というご相談でした。お預かりしたのは外付けHDDで、中に入っていたのはSeagateの2.5インチドライブ ST2000LM007(2TB・SATA)です。たしかに通電すると回転音はしますが、パソコンにはドライブとして出てきません。

初期診断

回っているのに認識しない、しかも異音はない。この時点で、ヘッドなどの物理的な故障よりもファームウェアの不具合が怪しいと見ていました。

データ復旧のため入庫した外付けHDDの内蔵ドライブ、Seagate Mobile HDD ST2000LM007(2TB・2.5インチSATA HDD)の裏面ラベル。「通電するが認識しない」症状で受領
Seagate Mobile HDD ST2000LM007(2TB)|外付けHDDの内蔵ドライブ。認識しない症状から復旧したデータ復旧事例。

実施作業

専用機器につないで確認したところ、回転は問題なく立ち上がり、ヘッドも動いています。ただしBSY(ビジー)のまま応答が返らず、認識まで進みません。異音もないので、ヘッド交換が要るような重度の物理障害ではないと判断しました。

ST2000LM007はSeagateのF3系(Rosewoodファミリー)です。まずは基板上のROMを念のためバックアップしてから、ターミナルで内部の状態を読み出しました。出てきた診断コード(LED:0x000000BD/FAddr:0x0000783A など)から、ドライブが動作に使う管理領域=サービスエリア(SA)のシステムファイルが壊れている、と当たりをつけます。

システムファイルの書き換えを中心に、SAとROMの中身を調整したところ、ドライブが正常に応答してReady状態になり、認識するようになりました。あとはセクタ単位でイメージング(中身の複製取得)を進めています。

復旧結果

ファームウェアの不具合を解消し、ドライブを認識できる状態まで戻しました。イメージングでは対象セクタの99%以上を読み出せています(ディスクから読めたセクタの割合で、いわゆる復旧率ではありません)。取得したイメージからお客様のデータを取り出し、お渡しできる状態になりました。

データ復旧専用機器で障害HDD(Seagate ST2000LM007)から取得した復旧データのフォルダツリー表示。フォルダ名・ファイル名は個人情報保護のためマスク済み
復旧データのフォルダツリー|個人情報はマスク済み

同症状の方へ

「回っているのに認識しない」ときは、ヘッドの物理障害だけでなく、今回のようにファームウェアが原因のこともあります。市販ソフトでのスキャンや、何度も電源を入れ直す・抜き差しするといった操作は、かえって状態を悪くして、データを失う引き金になりかねません。回転音がしても認識しない段階で通電をやめて、専門の業者に相談するのが安全です。

ファームウェアの不具合はROMやサービスエリアの解析が必要で、一般のソフトでは手が出せません。同じような症状でお困りでしたら、まずは株式会社データリカバリーまでご相談ください。実機を診てから、復旧できそうか、どんな作業になるかをお伝えします。

同じ症状でお困りですか?

「通電するのに認識しない」などのデータ復旧のご相談・お見積りはお気軽に。お見積り後のキャンセルも可能です。

お問い合わせ・お申し込みはこちら

お電話でのご相談:050-1745-9559
24時間受付(電話・メール)

-